SEOか広告か迷う人へ|小規模事業者向け・ムダなく集客する方法

更新日:2025年06月03日

事業を開始したけれど、どうやって集客すればいいのか分からない。 広告はお金がかかりそうだし、SEOは時間も手間もかかりそう。

そんなふうに迷っている小規模事業者の方に向けて、この記事では「広告とSEOの違い」と「どちらが自分に合っているか」をわかりやすく解説します。

そもそもSEOと広告、何が違うの?

SEOとは?

SEO(検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索結果で上位に表示されるよう、ページの内容や構造を工夫する施策です。

  • 検索結果に自然に表示される
  • 広告費はかからないが、成果が出るまでに時間がかかる
  • コンテンツを積み重ねて資産化できる

具体的には以下のような対策が含まれます。

  • タイトルや見出しにキーワードを入れる(検索されやすくする)
  • スマホ対応やページ表示スピードを改善する(ユーザー満足度を上げる)
  • ブログや事例紹介などの記事を継続的に投稿する(検索対象となる情報を増やす)
  • 画像の代替テキスト(altタグ)やメタ情報の最適化
  • 被リンク(他サイトからのリンク)を増やす(信頼性向上)

これらを地道に積み重ねることで、検索結果の上位に表示されやすくなり、広告に頼らない集客が可能になります。

広告とは?

Web広告は、広告代を払って検索結果やSNS上に掲載する施策です。

  • 即効性がある(翌日から集客可能)
  • クリックや表示に応じて費用がかかる
  • 広告を止めると流入も止まり、資産にはならない

 

こんな人はSEOが向いている

初期費用を抑えて、じっくり育てたい

月々の広告費が負担に感じる場合、SEOは労力は必要でも金銭的な負担は少なく済みます。

情報発信に手間をかけられる

ブログ・事例紹介・コラムなど、発信コンテンツを継続できる人はSEOと相性が良いです。

地元・専門性を活かした検索対策をしたい

地域+業種のキーワード(例:「京都市南区 工務店」)で地道に上位表示を狙えます。 これは広告でも同じターゲティングが可能ですが、SEOのほうが資産性が高く、長期的に効果が残るという違いがあります。

こんな人は広告が向いている

すぐに集客したい or 期間限定の訴求がある

オープンキャンペーンやイベント告知など、短期で反応を得たいときは広告が強いです。

ターゲットとニーズが明確である

「この人に、これを売りたい」と明確に定まっている場合、広告配信はピンポイントに刺さります。

LPやランディングの導線が活かせる

広告は「今すぐ申し込みたい」という温度感の高い人に刺さるので、専用のランディングページ(LP)や申し込みページがあると効果を最大化しやすいです。

特に、LINE登録・キャンペーン申込・イベント予約など、明確な導線が用意できる場合には、広告の成果が出やすくなります。

また、広告は効果が出なかった場合にすぐに見直し・修正ができるため、PDCA(計画・実行・評価・改善)を回しやすいという利点もあります。テストを繰り返しながら、反応がよい広告に改善していけるのが強みです。

SEOと広告、併用もできる?

SEOで土台を作り、広告で加速させる

SEOは時間がかかるため、まず広告で集客しながら、徐々にSEOも強化していくという組み合わせは、特に予算やリソースに限りがある小規模事業者にとって有効な選択肢の一つです。

広告が“集客の入り口”となり、SEOが“信頼や再訪問を促す資産”として機能します。

また、広告の反応データ(クリック率や検索語句)をSEOに活かして、より効果的な記事タイトルやコンテンツづくりに繋げることも可能です。

フェーズごとの使い分け例

  • 開業初期:広告中心(即集客)
  • 安定期以降:SEO強化(資産構築)

実際の小規模事業者の使い方(例)

たとえば、京都の工務店が外壁リフォームの集客を強化したい場合:

  • 広告(Google検索広告)で「外壁 リフォーム 京都」などのキーワードに出稿し、リフォーム相談ページに誘導
  • SEO対策として、「外壁塗装のタイミング」「リフォームのビフォーアフター」などの解説記事を積み重ねて、検索上位を目指す

広告で見込み客をすぐに呼び込みつつ、長期的にはSEOで安定した流入基盤を作るイメージです。

ムダなく集客するために今すぐできること

予算と目標をざっくり決める

「月10万円以内で」「問い合わせ月5件が目標」など、まずは無理のない範囲で数値目標を設定しましょう。 予算と達成したいことの両方が定まると、広告かSEOかの選択もブレなくなります。

ホームページやSNSの現状を見直す

今ある媒体(ホームページ・Instagram・LINEなど)の状況を点検してみましょう。

  • スマホ対応できているか?
  • 問い合わせフォームは使いやすいか?
  • 最新情報や実績がきちんと更新されているか?

まずは無料でできる施策から始める

予算が限られている時期は、まず無料でできることからスタートすることも可能です。

  • Googleビジネスプロフィールに営業時間・写真・口コミを整える
  • LINE公式アカウントを開設し、登録用QRを紙チラシやSNSに掲載

これらは全て、広告やSEOの土台になる重要な資産です。

まとめ

SEOも広告も、どちらか一方が正解というわけではありません。

  • 「何をいつまでに達成したいか」
  • 「どこにお金と時間をかけられるか」

この2つを明確にするだけで、自分に合った集客方法が見えてきます。

まずは小さな一歩から、できる範囲で始めてみましょう。

集客に関するお悩みがあれば、 お気軽にお問い合わせください。

 

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【監修】株式会社ススム

株式会社ススムは、京都を拠点として、小規模〜中小企業の皆さまに向けて、 WEBを活用した集客支援や、業務の効率化をサポートしている会社です。

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